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西野 勝義

#CONGRATULATORY SPEECH

先人たちが多くの苦労を重ねて繋いできた襷の重みに思いを馳せ、その志を次の時代へと確かに繋いでいく

全トヨタ労働組合連合会 会⻑

西野 勝義

この度、めでたく労働組合結成80周年を迎えられましたトヨタ自動車労働組合の皆さんに全トヨタ労連加盟36万2千名の仲間を代表して、心よりお祝い申し上げます。

貴労組が戦後間もない1946年1月に労働組合を結成して以来、幾多の困難を乗り越え、この輝かしい80周年を迎えられましたことは、歴代役員の皆様、ならびに全組合員の皆さんの不断の努力の賜物であり、深く敬意を表します。また1972年の全トヨタ労連結成以降、リーダー組合として常に先頭に立ち、労連全体を引っ張ってこられた功績に対しまして、心より感謝申し上げます。

今日のトヨタ自動車の成長への道のりは決して順風満帆なものではありませんでした。
特に組合発足間もない1950年、深刻な不況の到来とともに大争議に突入し人員整理との厳しい結果に至りましたが、こうした労使の辛く苦しい経験が糧となって「車の両輪」の考え方や「労使相互信頼」の精神が生まれ、今日のトヨタ労使の輝かしい発展につながったものと確信しております。

この10年を振り返りますと、トヨタ自動車はCASEやカーボンニュートラルへの対応、新型コロナウイルス感染拡大、さらには半導体不足など、これまでの当たり前が通用しない局面を幾度となく経験してまいりました。まさに「生きるか死ぬか」の環境下において、労使においても2019年には異例となる秋交渉を経験することとなりました。この経験を通じて貴労組が学んだこと、それは「労使相互信頼」こそが共通の基盤であるという事実です。またトヨタ自動車の枠を超え、「550万人の自動車産業の仲間」の皆さんとともに難局を乗り越えていくために、何に取り組むべきかを労使が本音で真摯に語り合うその姿は全トヨタ労連加盟組合にとっても、今後の活動を考えるうえで大きな示唆と指針を与えていただきました。

これからトヨタ自動車がモビリティカンパニーへ変革し、未来のモビリティ社会の実現を目指す中で、労働組合に求められる役割はこれまで以上に重みを増していくものと考えます。全トヨタ労連会長として、トヨタ自動車労働組合に対して「自分のため、会社のため」を超え、「550万人の仲間のため、社会のため」に一人ひとりができることを実直に取り組み続けていただくことを心から期待しています。これはまさに2019年春の交渉で当時の豊田社長から示された「産業報国」の精神そのものです。結成80年という節目を迎える今こそ原点に立ち返り、先人たちが多くの苦労を重ねて繋いできた襷の重みに思いを馳せ、その志を次の時代へと確かに繋いでいただけることを心より願っています。

その姿勢こそが、トヨタグループの結束力をより強固なものにし、グループの更なる競争力向上と持続的な発展につながると信じています。

80年という歴史は、過去の歩みだけでなく、未来への責任でもあります。この記念すべき節目が、次の10年、さらには100周年に向けた新たな挑戦の確かな出発点となることを心から願っています。

最後になりますが、トヨタ自動車労働組合のさらなる発展と、組合員お一人おひとりのご健勝を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。

#READ MESSAGES FROM OTHERS

「過去に捕らわれず変えるべきは、思い切って変える勇気を持つことが重要です」

参議院議員

浜口 誠

「トヨタで働く一人ひとりが、社会・産業・大衆のために、自分以外の誰かのために、具体的な行動へつなげていくこと」

トヨタ自動車株式会社 代表取締役会長

豊田 章男

「トヨタらしい労使関係のあり方を皆で考え、行動につなげていくきっかけにしていきたい」

トヨタ自動車株式会社 代表取締役副会長

佐藤 恒治

「過去に捕らわれず変えるべきは、思い切って変える勇気を持つことが重要です」

全日本自動車産業労働組合総連合会 会長

金子 晃浩